2009年3月25日水曜日

映画鑑賞

先週の日曜日は、結婚記念日でした。食事にでも行こうかと話していると映画を見に行こうということになり娘も連れて「おくりびと」を鑑賞することになりました。アカデミー賞受賞作品ということで見てみたいような、でもまあいいやというような天の邪鬼な気持ちもありましたが、記念日ということで妻の意見を尊重することにしました。当日2回目の上映にも関わらず結構、混んでいました。やや、年齢が高い方が多く娘などは場違いなところに来たなどと言って騒いで
おりました。本木さんの演技もさることながら、山崎努さんの味のある演技に思わず見入ってしまいました。全編的に飽きることなく見る事が出来、良い作品だと思いました。納棺師という職業はこの映画を見て初めて知りました。納棺は、何度も経験がありますが映画のようなものでは
なく葬儀屋さんが指示を出して親族が行うものと思っておりましたので、地方によって違いなのか最近の傾向なのかわかりませんが納棺師さんにやっていただくのもいいなと思いました。結婚記念日に見た映画が「おくりびと」というのも何やら変な感じですが、久しぶりに映画鑑賞が出来、良い1日でした。

2009年3月15日日曜日

贈る言葉

昨日、評議員を務める専門学校の卒業の会がありました。案内状に「贈る言葉」をお願いしますとありましたので「社会人の学び」と言うお話をさせてもらいました。学校での学びが終わり、社会に出ますと「学び」という意識が薄くなってしまいます。そこで、「読む」「見る」「聞く」を継続することで「学び」が継続できます。専門分野に関してやそれ以外の興味のあることについて「学び」を継続することで人間的にも職業的にも成長が出来ると思うのです。社会人1年生として心がけて欲しいとの思いを「贈る言葉」にしました。頑張って欲しいものです。

2009年3月8日日曜日

卒業の季節

我が家の娘も無事、高校を卒業することが出来ました。3歳違い息子と娘の高校PTA役員を6年間務めた私もいよいよ5月の総会までの任期になりました。門外漢の私が、偶然にも二人の子供たちが私と同じ高校に入学することになったためPTAの役員を引き受けることになりました。PTAの行事や活動もこれで終わるのかと思うと寂しいような、ほっとしたような複雑な心境です。来週には、評議員を務める専門学校の卒業式もあります。それぞれが、新たな道に一歩踏み出す節目となる卒業の季節は、希望と不安が交錯しながらも何かわくわくするような気分にさせてくれる季節でもあります。頑張れ!新入生、新社会人。

2009年3月2日月曜日

父の思い出

父の十三回忌が近づいてきました。母にとっては良い夫ではなかったかもしれませんが私にとっては、話のわかる良い父であった思い出が印象に残っています。曾祖父の代から、建設業を営んでいた我が家において長男であった父は、跡取りとして家業と家族の面倒を若い時から背負っていました。その父の長男である私にも、同様の期待がかかり小さな頃からそのような空気のなかで育つことを余儀なくされました。反抗期もあって家業など継ぐまいと思い、別な職業を考える時もありました。しかし、大学を選定するときに覚悟を決め建築の道を進むことにしました。そんな長男の姿を父は大変喜び、周囲に嬉しそうに話していたそうです。父は、下戸でしたので食事を楽しみにしていました。小学生の頃から、あらゆる食べ物屋さんに家族で出かけていきました。また、旅行好きでしたから温泉地や海水浴に。はたまた、東京にと様々なところに連れていってくれました。和風旅館やホテルというものを知る事が出来ましたし、美味しい食べ物屋さんも知る事が出来ました。大学生の頃、建築を志す者は様々なホテルや旅館、レストランなどに行った経験が無ければそのような建築が出来ないと思うと父が言いました。初めて勉強のために、私を色んなところに連れてってくれたのだと分かりました。
今、その経験は私にとってかけがえの無い財産として、また思い出として私の仕事や人生に役立っています。天国の父に感謝。合掌。